2022 AWS SAP に合格するまでにやったことと振り返り

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2022年9月に AWS SAP を受験し、無事合格することができました。
スコアは 803点 (合格点が 750点)で余裕はありませんでしたが…
他の人の記事もすでに多くありますが、自分もそうであるように他の人の経験が役立ったので、同じく合格までにやったことを残し、少しでもお役に立てればと思います。

AWS SAP 試験は 2022年11月から新しいバージョンに変わります。
出題される問題の傾向が変わる可能性がありますので、ご注意ください。
https://aws.amazon.com/jp/certification/coming-soon/

https://aws.amazon.com/jp/certification/coming-soon/
https://aws.amazon.com/jp/certification/coming-soon/

前提知識

試験勉強を始める前の状態・経歴は以下の通りです。

  • AWS SAA は過去に取得したことあるが、失効済み
  • AWS を使ったプロジェクト経験はいくつかあるが、ある程度手を動かして触ったサービスは EC2 / API Gateway + Lambda などメインどころくらい。他のサービスも使ったことはありますが、使いこなすほどは触れていないかなと
  • システム開発自体は10年以上経験
  • (現在)普段の業務で AWS の利用はなし

AWS SAA レベルの知識はあるが、実際に手を動かして色々なサービス使うまではできていない、といった感じです。もちろん、Direct Connect や、移行系のサービスを実際に使ったこともないです。
リーダークラスの場合や、アーキテクトであれば、 近い状況の人がいるんじゃないかなと思います。

学習期間と時間

  • 学習期間はちょうど3ヶ月くらいです。
  • 学習にかけた時間は、通勤時間を活用して週に5-6H程度でした。前日はまとまった時間をとり勉強したので、トータルだと60〜70Hくらいになります。

学習内容と教材

使用した教材は以下です。

書籍 – AWS 認定ソリューションアーキテクト プロフェッショナル

AWS SAP 用の試験対策本は有名どころとしては以下があります。左の方が人気があるぽいですが、より最近に出版されていた右側を購入しました。

書籍の内容としては、マルチアカウントや移行などの観点ごとにポイントとなるトピックの説明が書かれています。各章の末尾に確認問題があり、最後に模擬試験一回分があります。SAA 取得してから時間が経っていたので、初めて知る内容も結構ありました。闇雲にすべての AWS BlackBelt や 公式のサイトを読むわけには行かないので、個人的には取っ掛かりとしてはどちらか読んでおいたほうがいいと思います。

3,000円程度しますが、合格後、メルカリに出すと2,000円強で売ることができました。差し引き考えると半値くらいで読めた感じです。出品してからは2~3時間で売れたので、この手の書籍は需要があるのですね。

Web問題集

AWS SAP だけでなく、様々な認定に対応しており問題を解くとこができます。
AWS SAP に関しては、勉強時点では約500問くらいありました。

CloudLicense | AWS WEB問題集で学習しよう
AWSWEB問題集で学習しよう

問題は7問が一セットになっており、1問ずつ回答、直後に正誤判定と解説の流れです。スマホでも見やすいです。

また、間違えたところだけもう一度やることもできるし、リセットして7問を全部やり直すこともできます。

あと、今回は使いませんでしたが、模擬試験も受けることができるようです(本番同様、結果しかわからないぽいので勉強としては微妙と思ったのでやめました。)

価格は3ヶ月で6,000円程度でした。最初やるか悩みましたが、そもそも AWS SAP の試験が 33,000 円で再試験は避けたいと思うと 6,000円は安いものです。そして、少なくとも自分の試験のときは払った以上の価値がありました。



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CloudLicense | AWS WEB問題集で学習しよう
AWSWEB問題集で学習しよう
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https://techstock.jp/

AWS Skill Builder

AWS公式の無料で受講できるトレーニングです。SAP以外にもたくさんあります。やることは問題を解くのみで、20問だけです。

AWS Skill Builder で AWS をオンラインで学ぶ | デジタルトレーニング | AWS
AWS のエキスパートによるデジタルトレーニングで、オンラインで AWS を学びます。500 以上の無料デジタルコースが AWS スキルビルダーで利用可能です。

公式が提供するオンライン学習のサービスです。20問だけ解くことができます。必須ではないです。いろんな問題を受けると言う意味では受けておいて損はないかな、という程度です。

学習の順番

以下の順番で勧めました

  1. 本を読む(模擬試験以外)
  2. 本の模擬試験を実施
  3. Web問題集を実施(#1-5, #30-#70)
  4. web問題集の間違ったところを再実施
  5. web問題集の2周目(リセットして再度 #30-#70)
  6. AWS Skill Builder を実施
  7. 受験本番

書籍を一通り見た後はWeb問題集がメインでした。問題を解きながら、正誤関係なく解説を見つつ、理解があやしいところはBlack Beltをみるようにしていました。最初はかなり時間かかりますが、解説はしっかり読んだ方が良いです。間違った問題も100問は超えていたので時間はかかりますが、何度も繰り返し考えながら回答 & 解説を見るの繰り返しで理解が深まりました。

本番は45分くらい残して一通り回答し、その後15分くらいでフラグ付けたところを見直しました。30分余りましたが、もう見直す元気は残っていませんでした、、

振り返り

学習の流れは、資格を取得するための勉強としてはよかったと思います。特にWeb問題集に注力してやってなかったらきっと受かってませんでした。同じ問題がでるとは思ってなかったので、内容的にかなり近い問題がいくつかあったのには驚きました。

反省点としては、実際に手を動かすことができなかったこと。あとは上に書いたように運にも助けられた結果だなーと言うこと。まだまだだな、と言うことを感じました。

とは言え、実務でも使えそうな考え方やサービスについ学べたことも事実であり、入り口に立てた感はあります。今後もすぐすぐAWS を利用する予定はないですが、システム開発におけるベストプラクティスとして活用できればと思っています。

なにはともあれ楽しいですね、新しいことを学ぶのは。